2026年6月8日 · Tickin
残業代の計算方法(スプレッドシートに悩まされずに)
残業計算は一見シンプルに思えますが、実際のチームで、実際の休憩や月の途中での入社、給与支払い期限を抱えながら計算すると、最も間違いが起きやすい項目になります。ここでは、残業代をすっきり計算する方法と、手作業から卒業する方法をご紹介します。
残業代の基本計算式
残業代の本質は次のとおりです。
残業代 = 残業時間 × 時給 × 残業割増率
3つの要素があり、それぞれがチームの間違いやすいポイントです。
- 残業時間 — しきい値(日次・週次、またはその両方)を超えて働いた時間。
- 時給 — 月給制のスタッフの場合は、当てずっぽうではなく月給から算出します。
- 割増率 — 残業に適用される率(一般的には1.5倍、ポリシーや現地のルールによっては1.25倍や2倍の場合もあります)。
ステップ1:残業のしきい値を定義する
まず、残業がいつから始まるのかを決めましょう。小規模チームの多くは日次のしきい値を使います。たとえば、1日の正味労働時間が9時間を超えた分を残業とする、といった具合です。週次を使うチームもあります。自社のチームが実際にどのように働いているかに合ったルールを選び、一度きちんと書き出し、一貫して適用しましょう。ここが曖昧だと、後々トラブルの原因になります。
ステップ2:総労働時間ではなく正味労働時間を使う
これは、残業時間をひそかに水増ししてしまうミスです。休憩時間を労働時間としてカウントしてしまうのです。残業は正味の労働時間、つまり総労働時間から休憩を差し引いた時間で計測すべきです。長めの昼休みを挟んだ9時間勤務は、残業日ではありません。まずは休憩の記録を正しく行いましょう。さもないと、その先のすべての残業数値が疑わしいものになります。
ステップ3:月給制スタッフの時給を算出する
月給制の従業員の場合、すっきりした方法は次のとおりです。
時給 = 月給 ÷(その月の所定労働日数 × 標準的な1日の労働時間)
実際の所定労働日数の設定と標準的な1日の労働時間を使い、一律160時間といった一般的な前提ではなく、自社の実際のスケジュールを反映した時給にしましょう。
ステップ4:割増率を適用する
残業時間に時給と残業割増率を掛け合わせます。例:1か月の残業が6時間、時給が$10、割増率1.5倍の場合は次のようになります。
6 × $10 × 1.5 = 残業代 $90
これを基本給に加え、各種控除を差し引けば、その月の総支給額が算出できます。
避けたい残業計算のよくあるミス
- 休憩を労働時間としてカウントする — 時間と給与が水増しされます。
- 残業を勝手に前提にする — 残業は、打刻忘れによって自動記録されるのではなく、従業員自身が確認すべきです(このまま働くのか、退勤するのか?)。
- 丸め方が一貫しない — 毎回同じ方法で丸めるか、まったく丸めないかのどちらかにしましょう。
- スプレッドシートへの再入力 — 手作業でコピーするたびに、数値の打ち間違いが起こる可能性があります。
手作業での計算をやめる
残業計算が面倒なのは、必要な情報がバラバラの場所にあるからです。勤怠はこちら、給与はあちら、割増率は誰かの頭の中、といった具合に。労働時間、休憩、給与、割増率が1つのシステムにまとまっていれば、残業は自動で計算されます。
Tickinでは、システムが正味労働時間を日次のしきい値と照らし合わせて監視し、誰かがそれを超えた瞬間にSlackで確認を送ります。このまま働き続ける(残業としてカウント)か、今すぐ退勤する(しきい値で打ち切り)かを選べます。確認済みの残業はそのまま月次の給与明細に反映され、日割り計算の給与、残業、控除が自動で計算されます。スプレッドシートは不要です。(残業検知はGrowthプランの機能です。)
毎月、残業を正しく
Tickinは実際の労働時間から残業を検知し、正確で自動的な給与明細に変換します。14日間の無料トライアルを今すぐ始めましょう。クレジットカードは不要です。あるいはデモを予約して、実際の操作をご覧ください。
関連記事:残業を公平に記録する方法。